サイディングの塗り替えに「パワーアシストクリヤーF」
2022/09/28
水谷ペイントの「パワーアシストクリヤーF」は窯業系(ようぎょうけい)サイディングボード専用クリヤーです。
サイディングの意匠性を活かしたい方にお勧めの塗料となります。
弱溶剤2液型フッ素樹脂となりまして、施工時には溶剤塗料特有の匂いはするものの、
フッ素系塗料として抜群の耐久性を誇り、塗り替え目安「15年」とランニングコストを大きく抑える効果があります。
特色
- フッ素樹脂を用いるがゆえの抜群の耐久性
フッ素樹脂はご存じの通り最上位ランクの一つに数えられるほどの優れた樹脂。このフッ素樹脂を用いることで、優れた対候性を発揮します。加えて外壁にダメージを与える紫外線をほとんど通さず、クリアなのに保護膜内を防御します。酸性雨に強く、熱にも強い。その耐久性は15年と想定できます。 - サイディングの意匠性を活かした仕上がり
サイディングのもたらす表現豊かな模様や質感を損なうことなく復活させます。艶ありと3分艶からお好みで選んでください。 - 二工程の為作業の短縮化が図れます。
注意点
- 下地補修がしずらい
クラックや欠損などと言った補修を行った場合、その補修跡が透けて見えてしまうため、その対処が少し厄介です。補修後現地調色によって周辺と色を合わせるなどの一工夫が求められます。その分の費用は余分にかかります。 - 濡れ色になる
クリヤー塗装では仕上がりが「濡れ色」となります。例えばコンクリートなどを思い浮かべるとわかりやすいです。乾燥時は明るめのグレーに見えていたものが、水が染み込むと濃くなりますね。クリヤー塗装後にはそうした変化が起こりますので、現状を活かしつつも少し濃くなるとお考え下さい。 - シーリング工事は「後打ち」が基本
目地やサッシ廻りなどのシーリング工事は塗装後に行います。クリヤー塗料は一般的にシーリング材との相性がよくないとされ、その上に塗ると、すぐに剥がれたりする可能性があります。塗りつぶし塗装(色のついた塗料による仕上げ)では「先打ち」が基本で、通常はウレタン系シーリング材を用いるのに対し、後打ちの場合は変成シリコンを用います。先打ちの場合には仕上げ塗料の色で統一されるため違和感なく仕上がりますが、後打ちの場合シーリング材が露出した状態となるため、周囲の色と異なる見た目となる可能性があります。
一般的な変成シリコンでは色の種類がそれほどなく(10種類行かない程度)、多くの場合サイディングの色とは一致しません。
オートンイクシードなら選択の幅はかなり広がり、より近い色を選べるようになるのですが、そうした色合わせ自体も割と難しいものです。