下地補修~脆弱塗膜補修編~
2022/03/25
塗装面において、塗膜が欠損している場合に行う補修。
「脆弱塗膜補修」や「脆弱部補修」、「塗膜欠損補修」などと呼ばれています。
塗膜形成と防水機能
塗装は塗膜を形成する事で防水機能を発揮し、外壁を保護します。
うむ。
ネコッチは塗装の事じゃとよくわかっておるようじゃの。
塗装と言うと「美観形成」と思われがちじゃが、
外壁に防水機能を持たせる役割も担っておる。
その際に「塗膜」の劣化が後々問題となる。
例えば指で触ると粉が着くような現象を「チョーキング」と言ってな、
塗り替え時期の目安としてよく知られておる。
塗膜が健全な状態にあって初めて防水機能を発揮するから、
塗膜の劣化を示す兆候が現れたらメンテナンスを考える時期と言える。
ならば、下地が露出してしまった状況は放置できないわけじゃな。
塗膜の欠損が見られる部分についてはその部分をそぎ落とし、
必要なら左官補修をする場合もあるの。
それから模様付けを行う、と。
ごくまれに電動工具が必要な場合もあるが、
カワスキやスクレイパーを使えば脆弱部の除去は簡単だ。