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画期的な超性能シーリング材イクシード

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画期的な超性能シーリング材イクシード

画期的な超性能シーリング材イクシード

2022/09/18

シーリング工事は目地や建具廻りを対象とするものです。

例えばサイディング壁の場合、何枚ものサイディングボードを現場加工し張り合わせていきます。

ボードとボードの継ぎ目はぶつけずに、少し離すのがミソです。

直接触れてしまうと、季節ごとの寒暖差によって膨張や収縮の影響で破損してしまうからです。

ですから、伸縮しても材同士が干渉しないよう設けた隙間が目地と呼ばれるものとなります。

この隙間とも呼べる目地を埋め、防水と伸縮による緩衝材としての役割を担うのがシーリング材となるわけです。

あとは建物の構造や外壁の材質に応じてシーリング材の種類を使い分ければいいのです。

シーリング材にどんな種類があるのかについては「シーリング工事とは?その特徴や種類について」をご参照ください。

種類ごとに多少の違いはあるものの、一般的には5~6年を基準として長くても10年を超えないくらいと考えればいいでしょう。

種類は割とありますが、塗装面ならウレタン系、露出仕上げなら変成シリコン、水回りならシリコンくらいを覚えておくといいでしょう。

超耐久性を誇るイクシード

そんな中異色を放つシーリング材があります。

それが「オートンイクシード」です。

これは長くても10年前後だったシーリング材の耐久性を大きく向上させたもので、

その耐久性はなんと30年にも及ぶとの試験結果が示されています。

この材料を知った当時は「マジで?」と思わず声に出ちゃうほどの衝撃でした。

外壁関連の改修工事だとかつては「10年周期」というのが通例でした。

それが徐々に塗料の性能の向上などに伴い、10年が15年、15年が20年と、

選択する材料や仕様によって間隔が広がってきたのは事実です。

それでも、シーリング材の耐久性がが一気に20年も伸びるというのは少し・・・というかかなり意外だったのです。

これまでも「半永久」などの謳い文句で華々しく発売された建材はそれなりにありました。

そのうちの幾らかは残念ながら期待された結果を残せなかったのです。

もちろん期待通りの耐久性を示しているものもあります。

けれどもまだまだ証明の途中でもあるのです。

ではイクシードはどうなのか?

これまたこの先10年、20年の時の経過が証明することになるのでしょう。

とは言え、建築町外に身を置く者として期待せずにはいられないのも確かです。

イクシードの特徴

シーリング材が劣化する原因は幾つかの「劣化因子」によって引き起こされます。以下に劣化因子を挙げます。

  1. 可塑剤(かそざい)の経年流出・・・可塑剤はある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするための添加物の事です。これが流出してしまうと硬質化(柔軟性が失われる)や痩せ(隙間ができ水密性・気密性が失われる)の原因となる。
  2. 壁面の振動・伸縮・・・建物の振動や壁の伸縮が繰り返されるうちに剥離や破断が起きる。
  3. 紫外線・水分・熱・・・降り注ぐ太陽光、降雨による水濡れにさらされるうちに表面から劣化していく。

これら劣化因子が相互に作用してシーリング材の劣化が進み、やがて剥離、破断、欠落と言った症状を示すようになります。

以上を踏まえてこうした劣化因子による影響を抑えるイクシードの特徴について

  • 可塑剤の不使用・・・可塑剤の代わりに新開発されたLSポリマーを配合することで、可塑剤の流出自体を考慮しなくてよくなった。LSポリマーは流出の恐れがない。
  • 優れた耐久性・・・柔軟性を維持する性能に優れ高い耐ムーブメント力(振動や伸縮に追従する能力)と接着力を発揮する。一般的なシーリング材の伸び率は400%ですが、オートンイクシードは1000%超にも及ぶ。この優れた柔軟性が建物の揺れや振動、そして寒暖差による伸縮に耐える力をもたらします。
  • 優れた対候性・・・美観の維持必要な性能に優れる。対候性は塗料を選ぶうえでも重要な要素で、簡単に言えば自然環境(日射・熱・雨)にどのくらい耐えられるかという事です。例えば、庭に物や何かを放置しておいたとします。すると何年か経ったときに手に持ってみるともろくなったり、ぼろぼろになるものと、まだまだ強度が残っているものがあります。前者は対候性に劣り、後者は対候性に優れていることになります。イクシードはこの対候性を調べる「促進耐候試験」で6000時間を突破しても良好な状態を維持していたという事で、これ6000時間というのが30年に相当します。
  • 後打ちが基本・・・シーリング工事には「先打ち」と「後打ち」の二つの施工方法があります。先打ちは外壁塗装の前にシーリング工事を先行して行い、シーリング材の上も塗装します。ノンブリードタイプのウレタン系シーリング材を使うのが一般的です。後打ちは外壁塗装後にシーリング工事を行い、露出仕上げとなります。露出仕上げとは施工後上に塗装せず、そのまま露出した状態で完了となる事です。イクシードでは後打ちが基本という事ですが、先打ちでの施工も可能です。

イクシードのデメリット

上記耐久性及び対候性に優れたイクシードですが、幾つかのデメリットもあります。

  1. 材料代が高く、施工単価も割高となります。規模云々で一概には金額を提示できませんが、メーター単価で1,000円~1,600円程度になるでしょう。
  2. 硬化時間が長く、通常のシール材に比べて汚れやすい。また、イクシードの特徴であるその柔軟性のせいでしょうか、表面に砂埃などが付着しやすい傾向があるようです。
  3. 後打ちの場合に、施工手間がかかり、工期が伸びるのと、施工費用もある程度高くなります。
  4. 後打ちの場合に、周囲の色と合わせるのが難しい。色見本帳の豊富なカラーバリエーションによってかなり選択の幅が広いのはいいのですが、実際に周囲の色と合わせるのはこれが結構難しいのです。

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