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養生テープ各種について詳しくその弐

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養生テープ各種について詳しくその弐

養生テープ各種について詳しくその弐

2022/05/20

「養生テープについて詳しく」続きです。

前回はガムテープとマスカーのお話でした。

今回は「マスキングテープ」と「パイオランテープ」についてです。

マスキングテープ

マスキングテープは「masking(覆い隠すこと、包み込むこと)」に由来し、養生テープとして用いられます。

「養生=施工対象以外を保護する」という目的に使われ、対象以外を塗らないようするとともに、

綺麗な見切りラインを出す役割も担います。

内装工事では特に欠かせない存在です。

単に覆い隠すだけならマスキングテープよりマスカーやポリシートの方が有用ですし、

外壁仕上げ材がたっぷり塗り重なると、塗装後取り外す際に途中でちぎれたりするので、

水性塗料との相性はそれほどよくはありません。

どちらかと言えば溶剤系塗料向きと言えます。

外壁・内壁塗装、軒天(天井・上裏などとも言います)塗装ではガムテープ、パイオランテープが活躍し、

PS扉、玄関枠・扉塗装など鉄部塗装その他溶剤塗料を用いる際にはマスキングテープが活躍するイメージです。

和紙素材が主ですので、手でちぎると切断面が曲がったり凸凹になります。

そのため、ヘラなどで押さえて切るようにすると綺麗な切断面となります。

接着力が弱いものですが、さらに強弱の違いあるので注意してください。

塗装用で用いられる場合はのりが強めで、シーリング工事で用いられるのはのりが弱めです。

また、タイル目地・サイディング目地廻りのシール養生では粗面テープ(表面が凸凹している時用のテープ)を使う事があります。

のりの強弱を確かめずに使うと、思わぬ被害が出るので十分注意しましょう。

マスキングする対象が脆弱あるいは完全に固まってないような場合には接着力の弱いものを、

対象が強固な時、塗料の差し込みを避けたい時には強いものを使います。

また、接着力の強弱にかかわらず、テープをしっかり押さえるのも重要です。

接着が甘いと、塗料が差し込こみ、仕上げ不良の原因ともなります。

これは他のテープ類全般にも言える事で、単に張るだけでは不十分な場合が多いのです。

塗料のように施工時液体の物はほんの少しの隙間からも差し込んでしまいます。

「張ったらしっかり押さえる」が基本です。

もちろん、下地の状態、そして目的によってはあまり接着させすぎない方が良い場合もあるので、

臨機応変に対応していただきたいと思います。

他のテープ同様、テープ幅で幾つも種類がありますので、使い分けて下さい。

パイオランテープ

ダイヤテックス社の商品ですが、最早一つの分類と言っていいほど普及しています。

外装・内装あらゆる場面で養生テープとして利用され、

鋏を用いずとも簡単に手で切れのが便利です。

他のテープ同様幅による分類はありますが、50mmタイプを良く使います。

白、緑のテープ以外にもあり、他メーカーでも類似するテープを製造販売しています。

とりわけピンク色の物(さくら等)はのりが弱く、長期間張りっぱなしにする場合には重宝です。

ガムテープと同様にシート類の固定や保護対象を覆う目的で使用するのに加えて、

見切りラインを出す目的での使用も可能です。

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