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アスファルト防水について

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アスファルト防水について

アスファルト防水について

2022/04/29

古来より使われている信頼性の高い工法で、その歴史は紀元前にまで遡るとされます。

アスファルトは天然に産出されるものがあり(天然アスファルトと言う)、

太古より防水材として利用されてきました。

現在では石油の精製過程にできる石油アスファルトを使う事がほとんどのようですが、

液状の溶解アスファルトと、アスファルトシートを組み合わせて、防水性が高く厚みのある防水層をつくります。

アスファルト防水では「ルーフィングシート」と呼ばれる成繊維不織布にアスファルトを含浸・コーティングしたシートを

貼り重ねて積層構造による防水層を形成するのが基本です。

水密性(水を通さない)、耐久性も高いので、施工の不具合が出にくいのです。

防水層の上をコンクリート(モルタル)で保護するコンクリート仕上げと

砂の付いたシートで仕上げる露出仕上げの二つがあります。

ルーフィングは「防水シート」の事を言いますが、これがアスファルト防水で重要な役割を果たします。

実は屋根の下に張られ雨漏りを防止するのもこのルーフィングが使われるので、

思った以上の建物で防水材として活躍しているのです。

アスファルト防水は「熱工法」「トーチ工法」「常温(冷)工法」の三つに分類されます。

熱工法

アスファルト溶融釜で220℃~270℃に溶融した防水工事用アスファルトを使用し、

ルーフィングシート複数枚を交互に積層して防水層を作る工法。

下地にプライマーを塗布した後、溶けたアスファルトを流しながらルーフィングシートを張ります。

この際水勾配に逆らわないよう水下(勾配の低い部位)から水上に向かって張り付け、

継ぎ目は上下層の重ね位置が同一とならないようずらします。

シート同士のこの継ぎ目は100mm程度重ね合わせ、端部からアスファルトがはみ出すように張り付けます。

はみ出したアスファルトは刷毛などでならし、滑らかに仕上げます。

常温時においては固形物である防水工事用アスファルトは、

現場においてアスファルト溶融釜を灯油バーナーなどで熱して液状に溶融しますが、

溶融されたアスファルトは、ルーフィング類を張り付けた後、わずかな時間で硬化し、防水層機能をすぐに発揮します。

養生の手間なく、防水層を容易に作れるのが特徴です。

熱すると液状になり、冷えると固体状になるという性質をうまく利用しているわけですね。

ただし、溶融に際してアスファルトが異臭や煙を放つこと、

また、高温のアスファルトを使用するため火傷などの危険がある事が注意事項です。

保護コンクリート仕上げとする場合、伸縮目地の縦横間隔は3m程度とし、

立上り仕上がり面から600mm以内とし、かつ立上り仕上がり面に達するものとする。

トーチ工法

改質アスファルトルーフィングシートの裏面及び下地を、

トーチバーナーであぶり溶かしながら張り付け、積層に重ねる工法。

トーチは英語で松明(たいまつ)を意味しますが、ガスバーナーのように実際に火であぶりながらの作業となります。

マンションなどの修繕工事では火器の使用について十分な注意が必要です。

熱工法に比べ溶融釜のような設備が必要なく、作業性が良いのが特徴です。

シート防水に似た施工の仕方ですが、火であぶりながら作業するのが一番の違いです。

トーチで改質アスファルトルーフィングシートの裏側を下地もろとも加熱すると、

アスファルトが溶け出し、この溶け出したアスファルトを利用して接着していきます。

このあぶりが不十分だと施工不良となり、十分な機能を発揮しないこともあるので気をつけなければなりません。

ジョイント部の重ね幅は100mm程度。あぶり出たアスファルトはならしておきます。

常温工法

裏面にゴムアスファルト粘着層をコーティングした改質アスファルトルーフィングシート複数枚を交互に積層して張り合わせる工法。

熱しずに施工するため冷工法や、粘着性のため自着シートと呼ばれるから自着工法とも言われます。

現場サイドでは単に「自着」と略される事もあります。

大掛かりな施行機器を必要とせず、火を使わず、臭気や煙が発生しない環境に優しい工法のため、

密集地域や挟小箇所での施行また他の防水工法と組み合わせ、幅広い改修工事などで、活用されています。

メリットとしては

  1. 断熱材を併用し、外断熱効果で屋内の温度上昇をおさえられる。
  2. 既存の防水層を再利用でき、撤去費用をコストダウン出来る。
  3. 高反射塗料を塗布すれば、防水層の寿命を延ばすことが出来る。

デメリットは

  1. 熱を使用する工法と比べると、防水層の密着度が劣り、防水効果が低くなってしまう場合がある
  2. トーチ工法や熱工法と比べると重量が大きくなり建物への負担が大きい点

施工は以下の通り

下地調整(凹凸・不陸解消)→プライマー塗布→改質アスファルトシート張り付け→ローラーなどで転圧
→二層目(二枚目以降の改質アスファルトシート)張り付け→転圧

二枚目以降の磔に際し、ジョイント部が重ならないようにするのは他の工法と同じです。

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