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世田谷区の集合住宅のリフォームのお見積り

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世田谷区の集合住宅のリフォームのお見積り

世田谷区の集合住宅のリフォームのお見積り

2022/04/17

世田谷区の集合住宅について、軒天より雨漏りしているという案件です。

お見積りの為現地調査をした所、雨どいから水があふれ、あるいは雨樋横の笠木が変形しそこから水が内部に入り込んでいる形跡がありました。

内樋という少し変わった形状による事も一因で、そこに雨樋の排水能力の不足、水の浸入を防ぐための笠木板金の変形も合わさった雨漏りのようでした。

漏水箇所

軒天と鼻隠しの間に隙間が空いてしまっていて、そこから水がしみ出してくるそうです

写真をご覧いただくと、軒天と鼻隠しの間に割と大きな隙間がある事がわかります。

雨が降るとここから雨が漏ってくるという事でした。

しかも同じように口の開いた箇所が幾つもあってなかなかに大変な事になっているようです。

施主さんからは「隠し樋」になっていて、軒の中に樋が入っていて、どうもその樋が原因ではないか・・という事でした。

瓦棒葺き

瓦棒葺きは緩勾配の屋根に採用できる工法です

瓦棒(かわらぼう)葺きはトタン板と呼ばれる亜鉛めっき鋼板などの金属板で屋根を葺く工法の一つです。

勾配の緩い屋根に採用することができ、雨漏りしにくいことからかつてはよく用いられましたが、最近は見られなくなってきました。

このトタン屋根からの雨水を受ける「樋」に当たる部分を板金で成形して溝を作り、端部にパラペット(笠木で蓋)を設置しています。

尚且つ、パラペットの側面から下側にかけてケイカル板のようなもので軒、鼻隠しで箱状にしている少し変わった納め方をしていました。

実際に屋根に上がって感じたのは、

1.屋根の傾斜があまりにも緩すぎる

2.雨どいに当たる溝の深さ・幅とそれによって担う排水能力が、屋根の面積に比べて小さい

3.構造上降雨量が大きく雨水の流量が排水量を上回るとオーバーフローして、笠木から水が入り込む

といった事柄でした。

上記三つの状況が相互に影響しあって雨漏りしている模様です。

1~3全部を解消するには屋根のカバー工法による修繕をするかのが最善かもしれません。

次いで考えられるのは雨どい部を解体・補修し、新規に排水能力が向上すべく現状より一周り、二回り大きな軒樋を設置し、

併せて排水溝付近の拡大、集水器の設置、現状より大きな竪樋の設置と言った対策を講じる事でしょう。

現状軒樋から竪樋に直結しているため、集水器の設置も有効と判断しました。

こうなると相応の費用がかかるため、ご一考いただいた次第です。

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