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通気換気で湿気とさよなら、でも潤いも大事と言う人に!

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2020/07/04

湿気対策

室内環境と言えば湿度の調節が大切。湿気が多ければカビが生えたり、雑菌が増えたりして不衛生。かといって、乾燥しすぎると喉はイガイガ、お肌カサカサ。

程よい室内環境はどうやって保てるのか。ちょっとした工夫が適度な潤いのある生活へと繋がります。

目次

室内の湿気を調節するために日々心掛けるべき2つの事、1つの工夫

湿気の多い時期だと淀んだ空気の中で目に見えないカビ菌や雑菌が繁殖し室内環境を悪化させます。
冬場では暖房器具の使用によって湿度が増し、結露の原因になったりもします。

空気は湿り過ぎても乾燥しすぎても良くありません。程よい室内環境を保つには、新鮮な外の空気を室内に取り入れる事が大事です。その為に実践してほしいのが以下の三つです。

1、室内の通気をよくする
2、一日数回の換気
3、炭などのアイテム活用

室内の通気をよくする

自然通風

屋内の複数の窓を開放し内部と外部の空気を通わせることを通気あるいは通風と言います。
一か所だと風が通り抜けないので必ず二か所は開けます。
また開放する窓が対角線上にあれば特別な通気装置を設置せずとも自然の風が吹き抜けます。

もちろん風向きによって影響を受けるのですが、
一般的には南側そして北側に窓を設置すると風通しの良い住宅になるとされます。

一日数回の換気

換気

窓の設置面にもよりますが、風向きによっては自然の風が室内を吹き抜けない事もあります。
そんな時は換気扇などの換気装置を併用すると効果的に通風を確保できます。例えば朝起きたら窓を開け、換気扇を回します。

すると、室内の淀んだ空気が排出され、同時に解放された窓から外の新鮮な空気が入り込みます。この時、部屋の隅や家具の後ろ側などをウチワでパタパタ扇ぐと澱み空気が拡散され、カビなどの発生を抑制できます。押し入れや収納内部もパタパタしてみましょう!

また就寝前などにもう一度同じように換気を行えば、より良好な室内環境を維持できるでしょう。
特に冬場だと暖房器具や調理などによってどうしても室内に湿気がこもりがちです。外の乾燥した空気を取り込めば、結露防止にも役立ちます。

炭などのアイテム活用

調湿・脱臭効果のある炭

通風・換気によって外部の新鮮空気を室内に取り入れる事で、より衛生的な環境が得られると述べました。

ところで、梅雨時など雨が降り続く時期には、外の空気を取り入れても、湿度に関しては相変わらず高いままです。
じめ~っ、べた~っとなんとも過ごしにくい肌感覚。嫌ですねあれは。

そんな時は、炭など湿気を吸収するアイテムを用いると多少改善されます。炭は湿気を吸うだけでなく乾燥時には湿気を吐き出すという「調湿効果」を持ち、さらに脱臭効果もあります。

炭の除湿効果には限界がありますので、めいいっぱい水を吸ってしまえばそれ以上は湿気を吸収しません。梅雨の晴れ間には天日干しするなどして、水分を飛ばし、吸収力を回復させましょう。

今は様々な調湿アイテムが売っています。ネットで調べるなり、ホームセンターを覗いてみたりして、ご自宅で活用してみましょう!

室内の湿度を調節するリフォーム

珪藻土・漆喰リフォーム

かつての日本家屋は高温多湿な我が国の風土に根差した、理にかなった造りをしていました。

躯体構造を担う木材一つとっても、調湿能力を持っていました。
土壁や漆喰と言った壁材しかり、襖や障子のような建具しかり、そして畳に至るまで、ありとあらゆる建材が調湿効果を持っていたのです。

古き良き時代を懐かしむわけではないのですが、世界中の建築様式を取り入れ、多様な工法で作る現在の建築物は、
湿気と言う観点から見れば日本の風土に合わないのかもしれません。

もちろん、建物の強度やデザイン性など優れた面はたくさんありますので、その点は調湿効果の大きい建材を用いるなどして補うのも一つの方法です。

漆喰、珪藻土、エコカラットなど少しググっていただければ、調湿性に優れた建材が見つかります。
水回りにピンポイントで用いるなどすれば、アイディア一つでお洒落にそして機能的に住宅をデザインできます。

既存の住宅ならば、リフォームに際してそうした建材を積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

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