欠損補修や爆裂補修するならKモルタル
2022/06/15
下地補修工事については当ブログでも度々触れてきました。
そんな記事の文章中には「Kモル」という言葉が時々出てきました。
ちなみに「ユニエポ」という文字も割と何度も登場しております。
まずKモルとは正式にはKモルタルという名称となりまして、欠損補修や爆裂補修では必須の建材となります。
「コンクリート充てん補修用軽量エポキシ樹脂モルタル(2成分型)」と言うのがカタログに明記された説明文で、
- 補修用であり
- 軽量
- エポキシ樹脂モルタル
と言う特徴がぎゅ~~っと詰まった文言です。
一口にモルタルと言っても結構な種類があり、そのうちの「補修用」に製造され、補修に適した軽量だという事、
そして耐水性・耐腐食性・電気絶縁性・耐薬品性に優れ、高い接着力を持つ「エポキシ樹脂」を成分とするわけです。
2成分型と言うのは、「主剤」と「硬化剤」を混ぜ合わせて硬化させるタイプという事です。
現場では水を通さない透明なガラ袋を使って練り混ぜまたりします。
主剤・硬化剤それぞれ1:2の割合で取り出し、ガラ袋で包み込み、
おにぎりを握るように、ニギニギしていくとだんだんと粘り気を帯びてきます。
主剤が白っぽく、硬化剤が黒っぽいためよ~く練っていくとだんだんグレーに変色し、まだら模様がなくなったら使用できる状態です。
そして、いざKモルで補修するする前にユニエポを塗布します。
さきほど粘り気が出てくると書きましたが、ユニエポをしっかり塗布しないときちんと接着しません。
それと、ユニエポは防錆効果を持つ下塗り材であるため、爆裂補修では鉄筋に防錆効果を付与することができます。
シーリング工事や防水工事で使われる他のプライマーよりも粘度が高く、べたべた粘着した感じの下塗り材となります。
Kモルタルはコテで簡単に仕上げる事が出来作業性に優れるのですが、
硬化が早く、時間と共にどんどん固くなってしまいます。
そうなると作業性が落ちてきますので、やたらたくさん練らずに、その都度適量を練って使用します。