下地補修~欠損補修編~
2022/03/20
欠損補修は塗装面の穴や凹みを左官補修する事です。
クラックのように線状に伸びる状態異常とは異なり、
面として欠けた(あるいは欠けそうな)状態を示します。
前者はm単位で、後者は㎡単位で数量を表します。
工具仕様に伴う粉塵やガラ
斫り作業では振動ドリルなどの工具を使う事もあり、粉塵が舞う事も・・・
いかにもいかにも。
斫り作業を手作業でするならば結構な力仕事となる。なかなかに骨が折れるぞ。
振動ドリルといった工具を用いる事でかなり作業も楽になる。
そのかわり、音と振動がもの凄くてな、
そうかと言って人力だけだとちと無理もあるしの、
なかなか悩ましい所じゃ。
工事前に発注者側にもそうした説明をする必要があるの。
最近じゃと、テレワークで自宅でお仕事されてるお宅もある。
テレビ会議などどうしても音出しを控えてほしい時には、
時間帯を考えて音出し作業をしないといかんの。
それと「粉塵(ふんじん)」や「ガラ」についても注意じゃ。
粉塵に対しては集塵機(しゅうじんき)という掃除機の親戚みたいなもので、
舞い上がる粉塵を吸い込みながら作業するのが一つの手じゃ。
斫り作業に伴う削り片については
ガラが落下しないようにするガラ受けを当てながら作業すべきじゃな。
実は前回話したクラック補修でも粉塵は舞う。
電動カッターで躯体を激しく削るのじゃからな。
大体において下地補修とは騒音と粉塵がつきものじゃ。
躯体を削る、斫ると作業が欠かせないからの。
そこら辺を発注者に十分説明せんと、後々クレームの原因となりうる。