株式会社ブラッチ

練馬区庇防水工事

お問い合わせはこちら

練馬区庇防水工事

練馬区庇防水工事

2020/07/25



練馬区のとあるビルの庇防水工事の様子をご覧ください。

1F店舗で雨漏りしているとの事。結果としては排水ドレンから漏水しており、
その改善と併せて庇をウレタン塗膜防水致しました。

目次

練馬区ビル庇ウレタン塗膜防水工事

防水工事は実際に雨漏りしている状況で行う事も多いものです。
練馬区にあるビルの1階部分で雨漏りしている状況で、
その上部にある庇の防水工事を行う事となりました。

庇ウレタン塗膜防水ビフォーアフター
A、施工前
B、施工後

改修用ドレンによる排水口防水工事
a、ドレンの形状と桝
b、改修用ドレンとは
c、改修用ドレンの注意点
d、横型(横引き)ドレン整形
e、横型(横引き)ドレン改修用ドレン取付け
f、縦型ドレン補修整形
g、縦型改修用ドレン取付け

庇防水工事
1、ケレン・清掃
2、プライマー塗布
3、入隅シール
4、立上り処理
5、ウレタン塗布
6、トップコート

庇ウレタン塗膜防水ビフォーアフター

ウレタン塗膜防水は改修工事でよく用いられるものです。
防水工事には他にも、アスファルト防水、シート防水と言った種類があります。
それぞれ異なる特徴を持ち、どの種類を選ぶのかは業者と施主さんの取り決め次第ですが、
一般的には既存の防水に応じる事が多いです。

今回もまさに既存がウレタン塗膜防水だったため、それに対応する形で選ばせていただきました。

ウレタン塗膜防水は液状のウレタン樹脂をローラーやコテを使って塗布し、硬化するとゴムのようになり、防水層を形成します。
一液性のものもありますが、多くの場合主剤と硬化剤を混ぜ、反応硬化させて施工します。
この際攪拌が不十分だと硬化不良と言うやっかいな状態となります。
この液体の樹脂は硬化して初めて効果を発揮するもので、
それが不良状態となるという事はいつまでたっても固まってくれないという事です。
硬化不良は主剤と硬化剤を混ぜる比率を間違った場合にも生じます。
主材及び硬化剤の缶には必ず混ぜる比率が書いてあるので、その比率通りにしっかりと攪拌すれば固まらないはずがないのです。
例えば、1:2ならば主材500gに対して硬化剤1000gを混ぜます。
測りに乗せたバケツなどにメモリを見ながらきっちり比率通りの量をそれぞれに入れて攪拌するわけです。

効果不良は完全に施工ミスになるわけですから、一旦撤去して再度施工し直さなければなりません。

A、施工前

では今回の庇ウレタン塗膜防水施工前の写真をご覧ください。
計二か所の排水口があり、それぞれ縦型と横型の二種類でした。
排水口周りに泥が溜まっているのは排水口が木の葉などで詰まっていたためです。
排水口は雨水量に応じて排水管の大きさが定められます。雨水量は床面積及び面する壁面積などから求められます。
バルコニーやルーフバルコニーだと単純に床面積だけだと不十分となります。
何せ壁を伝って流れ落ちる雨水も併せて排水しなければならないからです。
陸屋根のような平らな屋根には実は緩やかな勾配がつけられていて、自然と排水口へと集まるように設計されています。
ところが、排水口が詰まっていたら排水能力が低下し、水が溜まってしまいまいます。
こうなるとしばらくの間水たまりとなってしまい、漏水のリスクが高まってしまいます。
排水口周りをこまめに清掃する事が雨漏り対策の一つとお考え下さい。

B、施工後

防水工事のビフォーアフターって地味ですよね・・・
塗装工事のように見違えるように綺麗になったりはしませんで、一般に用いられるのもグレーとかグリーンとかですから、
「映える」感じにはならんのです。

そう、機能優先、効果第一の工事ですから、雨漏りも止まった事ですし、万事オッケーという結果でした。。
また仮に床を淡色系の色で塗ったとすると、周囲との調和が取れず、また白っぽい色だとしたら陽の光が反射してしまい眩しいですから、
色味の濃い色が主流というのも理由のないことではないのです。

改修用ドレンによる排水口防水工事

雨漏りの原因である排水口の補修の様子です。
改修用ドレンを用いた補修について詳しく見ていきましょう。

改修用ドレンによる排水口防水工事

実は排水口周辺からの漏水は結構多いです。
というのも、排水口は水を集めるために桝の様な形状をしており、一旦そこに集まった水が、
塩ビ管へと排水される仕組みになっています。
漏水は排水口から塩ビ管までの間、つまりこの桝の部分から起こります。

実際の補修をご覧いただきながらご説明いたします。

a、ドレンの形状と桝

排水口から排水管まで造りをドレンと呼びます。
このドレンは縦型の物と横型のものに分かれます。
横型のものは「横引きドレン」などと呼ばれたりもします。

上の写真だと上が横型、下が縦型となります。

b、改修用ドレンとは

改修用ドレンは鉛と強化ホースからなります(メーカーによっては鉛に変えて他の素材を使うこともあります)。
縦型用、横型用のものがそれぞれ用意されていて、あとは排水管の口径に合わせてサイズを選びます。

鉛部分を防水材でしっかりと塞ぎ、ホースを塩ビ管まで到達させるため、その間の桝の部分に問題があっても漏水しなくなるという寸法です。

c、改修用ドレンの注意点

既存の排水管の内側に落とし込むため、一回り小さいホースを選ぶこととなります。排水管と同じかそれ以上の大きさだと中に入りませんからね。
そのため排水量が若干低下するため、その点はご注意ください。

d、横型(横引き)ドレン整形

横型ドレンの補修をご覧ください。
上の写真では①~④の手順で作業します。
まずはフタを外します。そのフタはエポタールあるいはタールエポと呼ばれる塗料で塗る事になります。
中は②のようにゴミだらけです。ですからゴミをかき出し、清掃します。
錆びも目立ちますからケレン作業も必要ですね。

e、横型(横引き)ドレン改修用ドレン取付け

その後改修用ドレンを設置する準備として樹脂モルタルで整形を行います。
防サビ効果のあるユニエポを塗布して、乾燥後穴を埋めます。
その後横型改修用ドレンをはめ込みウレタン樹脂で固定します。

f、縦型ドレン整形

縦型ドレンも作業手順としては横型と同じです。
蓋を外しケレン・清掃、ユニエポを塗ってモルタル成形。

g、縦型改修用ドレン取付け

整形して平らになったところに縦型改修ドレンを設置します。
その上をウレタンで押さえて設置完了。
その後トップコートが終わった段階でストレーナキャップをはめ込んで補修完了。

庇防水工事

前項では改修用ドレンの補修をご覧いただきましたが、実際には庇ウレタン塗膜防水の一連の流れの中で行われるものです。
今回は特に排水口周りの補修にフォーカスを当たたいために、独立して取り上げました。

1、ケレン・清掃

防水工事ではまずはケレン・清掃を行います。
泥が溜まっていたり、汚れがひどい場合には、高圧洗浄機で水洗いする事もあります。

ケレン作業では突起した部分などを削ります。カワスキあるいはカッターなどを使います。
次にほうきとチリトリで掃除です。細かい粒子のような埃はラスターを使います。

2、プライマー塗布

プライマーと呼ばれる下塗りの工程です。
透明だからわかりにくいかもしれませんが、よく目を凝らすと写真上部と下部でテカりかたが違います。

3、入隅シール

平場(床の部分)と立上りの境目を「入隅」と呼びます。
この入隅にシールを打ちます。
いわゆる三角シールと呼ばれるやり方です。

4、立上り処理

立上り部にはクロス補強を行います。
平場と立上りでは挙動の違いによって破断が生じる事があります。
そうならないようクロスでしっかり補強します。

立上りをクロス補強する場合には前工程の入隅シールを行わない事もあります。

5、立上りウレタン塗布

ウレタンを塗布します。
ウレタンは一日一工程が基本です。
一回目のウレタンを塗布したら、翌日二回目のウレタンを塗布します。

6、トップコート

ウレタンは紫外線に弱いため、その保護のためにトップコートを塗布します。
トップコート自体の耐久性は5年程度ですので、五年後にトップコートだけ塗り替えておくと、
防水層が保護できますから長持ちします。

防水工事では10年保証などが出されますが、施工後5年目にトップコートの塗り替えを行うことが条件となります。
防水層を紫外線から保護する状態が維持されてこその10年間の耐久性が担保されるからです。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。