あきる野市外壁塗装、上塗りで塗膜形成
2022/06/14
あきる野市で外壁塗装・屋根塗装をした際の画像です。
上塗りの工程写真について元々の写真に、一部分を拡大したものをくっつけています。
見ていただきたいのは上塗りによって塗膜が形成されている様子です。
画像右側(拡大写真では中央周辺から右側)で光沢が出ているのがわかりますね。
この状態が「塗膜が形成され仕上がった状態」です。
塗装は「塗膜」と呼ばれる保護膜を形成する事が一番の目的です。
木部塗装では主に防腐塗料のように塗膜を形成する事なく染み込ませることで役割を果たす塗装仕上げもあるにはあるのですが、
全体から見れば例外的な仕上げ方です。
ほとんどの場合塗膜が形成されて初めて防水効果を発揮する事になります。
塗料のカタログでは坊藻効果や親水性、高耐久性、透湿性などと言った様々な特徴が謳われますが、
これも全て塗膜が形成される事を前提としたものであって、塗膜が形成されなければ根底からガラガラと崩れ落ちます。
ですので、塗装の仕上がりについてはこの塗膜の形成が絶対条件です。
3回塗りが基本だからと言って、塗膜が形成されなければさらにもう一回塗るなどの調整が必要となります。
もちろん3回塗れば仕上がる場合がほとんどですから、あくまで塗膜の形成を判断基準とすれば良いわけです。
それぞれのお家にはそれぞれの下地の状態があります。
比較的良好なら下塗り材に「シーラー」を選択し、劣化が進み吸い込みが激しいと判断すれば粘度の高い「フィラー」を選択すれば良いのです。
それでも吸い込みが止まらなそうだと思うなら砂骨ローラーを用いてパターンを付ければ、
さらに高い吸い込み防止効果に加えて下地強化ができますからね。
模様が変わるため、それと単価も多少変わるのでそのあたりの事もきちんと説明しないといけないですが、
お見積り時にはそうした提案と説明を合わせて行う必要があるわけですね。